以前トンネル熟成ワインについてブログを書かせていただいたのですが、本日はウイスキーを山に眠らせにいったのでレポートです。
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おさらい
トンネル熟成ワインってご存知でしょうか。
もちろん、ワインは熟成を得て美味しくなるものもあれば、フレッシュさが美味しいワインもあります。
ワインの熟成
ワインの熟成はワインに含まれる有機酸やポリフェノール、タンニン、アルコールなどの成分が酸化することで、香りや味わいが変化することを指します。
ワインを飲む際にグラスを回して赤ワインを強制的に酸化させる事を『スワリング』といい、ワインを酸化により落ち着かせることで本来の味を引き出すことができます。
【熟成の過程】
穏やかな酸化が進む
香りや風味、味わいに変化が現れる
複雑味が増す
【熟成方法】
樽熟成:発酵後に樽で熟成させる
瓶熟成:出荷前に瓶の中で熟成させる
出荷後の瓶内熟成:保管庫などで寝かせて熟成させる
この、瓶内熟成を安定した環境で行われるのがトンネル熟成です。北海道新冠にある新冠ダムにあるトンネルで熟成事業を行っています。
【熟成に適したワイン】
ワインに含まれる有機酸、ポリフェノール、タンニン、アルコールや残糖分などの量が多いワインが熟成に適しています
【熟成のポイント】
温度変化や直射日光を避ける
湿度60%〜70%の環境で保管する
振動の少ない場所に保管する
コルクが乾燥している場合は、湿らせた布で軽く拭いてから保管する
日高トンネルでは湿度と温度が一定で振動が少ない環境でワインを寝かせています
【熟成の期間】
ワインの種類やスタイルによって異なります
高級なヴィンテージワインなどでは数十年にわたり熟成されるものもありますが、熟成は長ければ長いほどよい、とは限らない
日高トンネルでは最低で1年、長期で5年で出荷しています
トンネル熟成ワインは主に、新冠町のふるさと納税にて販売しています。
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と、寝かせることによって熟成が進み深みが増します。
株式会社北海道日高ブランドではオリジナルウイスキーをトンネルにて熟成させています。


山道をはしること1時間、ダムの奥へ奥へと進んでいきます。
まだ雪の残る道中ですが今年は鹿が多い印象です。
数等の群れを多数目撃しました。
ここは、発砲禁止エリアなので鹿も安心。
(今回撮る暇がなかったので以前の写真)
ここがカーヴの入口
道中は一般車両は立ち入り禁止。
もちろんここも立ち入り禁止なのです。
トンネルの先にカーヴがあり、今回はワインではなくウイスキーを陳列。
今回は1200本。
しかも、このウイスキーはONKYOさんのオンキヨー振動熟成を加えたウイスキー。
振動熟成plusトンネル熟成を加えることでの味の変化を調べる実験も兼ねています。
このウイスキーは株式会社北海道日高ブランド取り扱いにて限定販売をしております。
(現在の販売品はトンネル熟成のみで、オンキヨー振動熟成をしていない商品になります。)
新冠町ふるさと納税
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https://www.furusato-tax.jp/city/product/01604
※道の駅『サラブレッドロード新冠』でもトンネル熟成ワインを購入することができます。
トンネル熟成ワインが飲めるお店
https://bistro-fun.com/
→札幌の特約店はここだけです
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トンネル熟成ワイン&トンネル熟成ウイスキー
が飲めるイベント
ピコレワイン&グルメフェア2025
https://fun-official.hatenablog.com/entry/2025/03/12/155000
イベントは2025年4月26日~5月18日まで
大通公園1丁目テレビ塔下広場にて開催されます
普段は飲むことができる機会が少ないトンネル熟成ワインとトンネル熟成ウイスキー【鸞】を飲むことができます。